3月に入りようやく暖かくなってきたので、いよいよ連泊に。
東海道を下り、静岡横断の旅に出ます。
概要プランは以下。
1)夜出発し東名道南下。24:00頃富士川SA着して朝まで車中泊。
2)高速降り、
三保の松原~駿府城~焼津~御前崎~浜岡砂丘
~高天神城~横須賀城
3)浜松に入り、温泉&夕食
4)愛知県・新城市に入り、道の駅もっくる新城で車中泊。
5)設楽ヶ原合戦跡~長篠城~浜松城~掛川城
と東京方面へUターンし帰路。
深夜大型トラック群に囲まれながら東名道を南下し、予定通り
富士川SAに着。寝床を作って寝ようとしましたが、体が疲れて
いないので、頭が冴えてしまい寝付けず。うーんこれは問題。
車内気温はシェラフに入っていれば肌寒いくらいだったんですが。
今後何か対策を考えますか。
結局寝てるんだか起きているんだかわからん状態のまま朝に。
富士山がきれいでした。ま、寝不足ですが疲れていないので
問題無いでしょう(苦笑。
富士由比バイパスという海岸沿いを。爽快でした。
●三保の松原
予定通りに三保の松原着。意外と街中にあるんだなーと思いつつ天気が
良いので、期待しながら海岸へ。
なかなか気持ちの良い砂浜に。広いは広いんですが・・・
なんかもっと延々続いているイメージがあったんですが、先の方まで
見通せず、富士山も心なしか遠いような。もっと歩かないとダメなん
でしょうかねぇ。かなりの距離があるのでココまで。暴れん坊将軍オープ
ニング的なイメージは期待大きすぎでしたか(汗。
●駿府城
次に静岡市に入り、駿府城へ。城横の市立体育館駐車場(有料)に駐車し、
いざ攻略です。
公園化されていますが、堀、石垣、各復元門はきれいに保存されていて、
なかなか見ごたえがあります。城内公園は地元の人たちのピクニックや
散歩で賑わっていました。
本丸堀や水路堀というものが。防御施設ではないようですね。
なかなか珍しい遺構です。
2009年に発生した大地震で崩落してしまった石垣の中で、再利用できな
かった石で作られたという石垣内部を説明する展示がありました。
なかなか興味深かったです。
本丸天主台跡。工事中でした。天守閣をいよいよ作るのでしょうか。
家康公に拝謁。なかなかイメージ通りでいい像です。
まさに大御所政治が行われた象徴の城、という趣で、戦国の荒々しさ
は全く感じれませんでしたが、きれいに整備されたなかなかの規模を
感じる城です。天守閣再建に期待ですね。
さらに西に向かい焼津に。アクアス焼津という施設横のまぐろ茶屋に。
そこで昼食を取り、横断を続けます。
●御前崎
御前崎。いやー天気が良くて気持ちいい。海の水質もきれいです。
●浜岡砂丘
浜岡砂丘に。なかなか広いです。巨大な風力発電風車の林立が壮観。
浜岡原発が見えます。巨大な施設ですが今や何の役にも立たない施設に
成っているわけですね。静かな波音と相まって妙な侘しさが。
沖に大きな船が。海上保安庁の船っぽいですね。何してるんでしょう?
さて次は本日のクライマックス、高天神城です。
●高天神城
高天神城とは戦国好きにとっては有名な城。武田と徳川により争奪が
繰り返された駿河の重要拠点です。最初今川→徳川の所領であったのを、
信玄の西上軍が一度囲みますが、信玄の死により中止。その後勝頼によって
ついに攻略されますが、家康によって再び奪還されることになる、まさに
激戦の繰り広げられた、比高約100mの山城なのです。ワクワク。
特徴的なのが一城別郭という、大きく二つの主郭から成り立つ独特な縄張りに
なっています。
搦め手門近くに無料駐車場があり、そこから攻略開始。上に高天神社が
あるからでしょうか、鳥居がありました。そこから急勾配を登ることに。
石階段で整備されてますが、何しろ角度が急できつい!
何度も足を止め休みながら上を目指します。途中三日月井戸という
水たまり?があり。岩肌から現在も出ている湧き水を貯めて井戸代わり
にしていたようです。これだけでは一城をおよそ賄えないですが、
貴重な水源の足しにしていたのでしょう。
ようやく二つの主郭を繋ぐ位置となる井戸曲輪に辿りつきました。
いやーきつかった(苦笑。案内図を頼りにここからまず本丸を目指
します。
途中、的場曲輪や本丸土塁跡が。なかなか保存状態良好です。
本丸到着。なかなかの広さです。ちょっと眺望は拝めませんでした。
本丸隣にある御前曲輪に。・・・ガックリなものが(苦笑。
しかも小笠原長忠?今川/徳川時代の城主のようで。せめて武田時代の
城主の岡部元信ならグッっと来たのに。非常に優秀で好きな武将なので。
この御前曲輪からは眺望が開けてました。攻城の折は武田の大群がこの
眼下を埋め尽くしたのでしょうか。
三の丸
かわやでござる。こういうシャレっけは好きですね(笑。
三の丸を降り、来た道とは別の道を通って、もう一つの主郭である
西の丸(高天神社)に向かいます。
先ほどの井戸曲輪に戻ってきて、西の丸にあたる高天神社参道に。
登る前に脇からまず二の丸へ行きます。
二の丸。その横に袖曲輪。どちらも規模は小さいです。この先にも
いくつか曲輪がありますが、引き返しました。
先ほどの鳥居まで戻り、西の丸へ。結構な角度の石段が・・・いざ。
急な石段を登って西の丸に。高天神社にお参りして、さらに奥へ。
途中、切割や堀切が良く残っていて、馬場曲輪に。なぜか馬場平、
という看板があって東屋がり、公園のようになってました。確かに
眺望が良くて気持ちいいのですが、なんかここだけ違和感。犬戻り
猿戻りという険しい脱出路の説明などもありました。
駐車場まで戻ったあと、最後に追手門の方へ回ってみました。
が駐車場も小さく、案内板とトイレがあったくらいで、本来こちらが
正門なのに、今では裏門という感じでしたね(苦笑。
いやぁ期待通りいかにも中世戦国期の山城、という趣きで、保存状態や規模
も大きく、良かったですね。また近くに来ることがあれば訪れてみたいです。
●横須賀城
次は横須賀城に。高天神城が武田に奪われた後に徳川によって築城された
付城でしたが、織豊時代に大改修され、その後江戸時代には政庁が置かれて、
珍しい河原石による石垣がきれいに復元されているとのこと。で訪れてみました。
駐車場近くにあった縄張り図では山城のように見えます。が多少起伏あります
が平城には間違いありません。残念ながら現在では本丸周辺しか遺構はないよ
うで、堀や二の丸、三の丸は残っていませんでした。駐車場から本丸を目指します。
というほどの距離もないですが(苦笑。途中遺構の一つ石畳がありました。
まず西の丸につき、そのまますぐ本丸になるのですが、あえて脇道をぐるり
と周り、正面側に。噂の丸い石によるきれいな石垣群が見えてきました。
見事なものです。
本丸と天主台です。
本丸から見下ろしたところ。こう見るとかなりの高さがありますね。
石垣クローズアップ。しかしよくこの丸い石を積み上げられたものです。
見ごたえありますねぇ。
本丸を降りて横をぐるりと回り、北の丸へ。本丸がかなり高台になっている
ことがわかります。
この城の特徴として、石列遺構というものがこの北の丸のところどころに
あります。解説では水路跡なのか、建物の基礎なのか不明とのことで、なるほど
独特な形で並んでいて、さながら古代遺跡のように思えます。
北の丸隅に松尾山という小さな小山があり、見張り台代わりの施設であった
ようです。山の周りには多門櫓まであったそうで。
一回りして帰りに三日月池に。堀だったのか溜池だったのか。
規模は小さい近所の公園という感じですが、やはりその石垣群は一見の価値
ありですね。予想外に良かったです。
日も傾いてきたので1日目の観光はここまで。この後は風呂に入ります。
目指したのは浜松の極楽湯です。
http://www.gokurakuyu.ne.jp/gokurakuyu/tempo/sanaru/
岩盤浴に始めて入ってみました。サウナが今一苦手な私にはなかなか気持ち
いいものでした。そのままここで夕食を取り、明日の長篠巡りのため、その
すぐそばの道の駅「もっくる新城」へ。できたばかりのきれいな道の駅でした。
http://mokkulu.jp/index.html
今日は疲れたので、ぐっすり眠れそうです。
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