まず栃木県佐野市の唐沢山城に向かいます。
戦国期は佐野氏の居城で、上杉や北条が激しく争奪を繰り広げた重要拠点
でした。関東七名城の一つとされていて、山城には珍しい高石垣が残っていて
有名です。因みに日本100名城にはなぜか選ばれていないです。
山の中腹に広い無料駐車場があり、大手虎口に接続してます。
景色のいいレストハウスもあり、ちょうど昼時だったので昼食を取りました。
で、いざ登城。
きれいに折れた虎口です。
虎口のすぐ脇に天狗岩という物見台代わりと思われる岩があり、そこからの
眺望。いい眺めです。もっとクリアだと東京まで見えるそうで。
位置が北関東山脈の南端にあたる位置で、関八州を見渡せるというわけです。
本丸への大手道。
四つ目堀。ま堀とはいいますが長大な堀切ですね。
この堀切から三の丸を見上げたところ。かなり高低差があります。
三の丸。かなりの広さがあります。
三の丸から二の丸を見上げたところ。ここもなかなか高低差がありますね。
下の石垣は当時のものではないですが、上部に少し当時の石垣が確認できます。
↓拡大
三の丸からの二の丸口。ここも石垣がきれいに復元されています。
二の丸。因みに車がありますが一般の駐車場ではないです。
中央が本丸への入り口。ここも石垣が残っています。
本丸への道。左右の石垣に巨大な石もあります。
本丸。唐沢山神社があります。
本丸の高石垣。ココが最大の見所です。山城ですよ?!
この高さ、角度、そしてなめらかな面。すごい!
本丸右(東)側へ回ったところ。この辺りにも石垣が非常に良い
状態で残っています。
本丸下の南城と呼ばれる蔵屋敷郭からの景観。やー爽快。
駐車場から降りてきて山全体を俯瞰。
いやぁ噂通り非常に遺構がきれいに残っていて、高石垣はもちろん、
堀切、土塀、各郭など見ごたえがありました。また是非訪れたい城に
なりました。
そして次に、隣は群馬県太田市にある金山城へ。
戦国期は由良氏の居城で、唐沢山城と同じく上杉と北条の争奪が繰り広げられ
ましたが、巧みな離反・恭順を繰り返して存続しました。この城は100名城の一つ
となっていて、独立峰の金山の細長い尾根を利用した山城です。
城の西端にあたる西城という郭横に駐車場があり、ここからきれいに舗装
整備された散策道と、遺構を見ながら当時の連絡道を感じられる園道のどちら
かで本丸を目指します。当然園道の方で行きます(笑
最初に西矢倉台を目指します。その前に2つの堀切があるようで、こちらが
最初の西堀切。案内板もきれいで丁寧な図解もあります。お金かけてますね(笑。
次の西矢倉台下堀切。底が石畳に?これ遺構なのでしょうか・・・
そして西矢倉台に。
次に物見台を目指しますが、最初に堀切に突き当たります。
岩盤を削ったかなり深い掘切です。上が物見台。しかしこの岩盤すごい。
その堀切脇が物見台下虎口となっています。見事な石垣で作られています。
下の写真は虎口に入った裏から撮っています。ただあまり高さは無いので、
防御面ではどうなのでしょうか。
次に竪堀と復元石垣が。石垣が妙にきれいで少し違和感。
物見台に登ってみました。非常に景色が良いです。上が西の高崎方面、
下が東京方面眺望。
見下ろすと、先ほど通ってきた物見台下虎口がきれいに見えます。
物見台から本丸方面を見たところ。入り組んだ遺構を感じられます。
馬出郭に復元されていた馬小屋。なかなかのものですね。
馬出郭下にある石切跡。この辺りの岩盤から石垣の石を削り出したとの
こと。
大手口前の大堀切と月ノ池という貯め池。
大手虎口です。すごい石垣群!
大手虎口を入ると、復元石垣や城全体模型、復元武器庫、日ノ池など
見事な復元遺構の数々が。ただ先ほども感じたように、この石垣群の意味
合いが防御のためと思えず。居住性を高めるものなのでしょうか。
本丸に辿り着きました。先ほどの見事な復元遺構群と趣が異なり、神社と
素朴な石碑があるだけでした。
本丸からの眺望です。
噂通りの見事な遺構や整備が行き届いていて、なかなか良かったのですが、
城としてはあまり堅固さを感じられませんでした。が、あまり山城に興味の
無い人でも観光・散策にはとても良いと思います。
群馬・太田と言えばそう、SUBARUの本拠地です。近かったので、この
インプレッサ号の生まれ故郷、富士重工矢島工場に寄ってみました。
飛行機が止まってました。さすが中島飛行機。後で調べたら戦後初の実用国産
機であり、かつ国産初のジェット練習機T-1ということで、航空自衛隊に正式採用
された記念すべき機体だそうです。因みに2006年まで運用されていたとのこと!
初飛行が1958年だそうなので、なんと50年近く現役だったんですね。
SUBARUさすが。
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