2015年11月11日水曜日

インプレッサで車中泊 -群馬-

過去、温泉旅行などで度々訪れていますが、趣味一辺倒の旅として
ようやくの実現です。

概要プランは以下。
1)関越~上信越道・下仁田下車。妙義山に。
  ナイトキッズとバトル。
2)箕輪城攻略。
3)渋川市の日帰り温泉~道の駅中山盆地にて車中泊。
4)沼田城攻略。
5)岩櫃城攻略。
6)榛名山へ。藤原豆腐店号を探す。
  見つからなければそのまま帰宅。

●妙義山
イニシャルD登場コース巡礼の一環。群馬県道196号線を走行し、堪能しました。
中之岳の駐車場で妙義山を仰ぎ見ました。初めてですがすごい山ですね。まさに奇山
というにふさわしい。


ここで周囲の山々を眺めてたら、ん!?という景色↓が目に止まる。

拡大↓

何だ?あの切り立った人工的な部分は?
帰宅後いろいろ調べたらようやく「荒船山」という有名な山だと
判明。今度絶対に行こう!

●箕輪城
知る人ぞ知る関東有数の名城。信長の野望でも堅固な城として表現されてます(笑。
この地を支配した豪族長野氏による築城で、後に武田信玄の度重なる攻撃を跳ね返し、
名君としても名高い長野業正の居城。業正の死後にようやく調略などで陥落し、その
後は、内藤昌秀、昌月、滝川一益、北条氏邦、井伊直政などそうそうたる面々が城代
となりました。日本100名城にもなってます。ようやくの探訪です。

かなりの規模ですが、比高はそれほど感じられません。

無料駐車場のある、かつては大手口であったとされる搦手口から入ります。
なぜか幟には武田菱。





堀や土塁はそれなりに残ってますが、あまり深さや堅固さは感じれません。
かなり埋まってしまってるのでしょうか?



本丸。かなりの広さです。他の郭もかなり広い規模でした。


見所の一つ三の丸の石垣。保存状態はいいですね。ただこの石垣も
その高さ・規模からいって防御施設というよりは、郭の崩れ防止の為の
ものではないでしょうか。


堀切と土橋。ここもあまり深さが無かったですね。工事中で立ち入り禁止でした。

(感想)
期待が大きかった分、規模感が乏しく、特に堀や土塁の高さや、山自体の比高も無く、
本当にこの城に十分な防御力があったのか想像が難しいです。もっと堀も土塁も
深く高かったとしか思えませんね。

●温泉入って車中泊
温泉は渋川にある「ばんどうの湯」に。
http://www.bandounoyu.com/
きれいで料金も安く、渋川市が一望できるなかなかのところでしたが、
ちょっと狭く、地元のじいさんの占拠状態でした(汗。
洗い場が空いてなく、ようやく一番端が空いたと思ったら、シャワーが年季の入った
ガムテープで巻かれてて、湯出したら根元から漏れて役に立たず。さっさと直して。
さっぱりした後、翌日の観光地に近い道の駅「中山盆地」へ。

できたばかりでとてもきれい。平日夜着だったので車は2、3台しか止まって
ませんでした。温泉もありましたね。で来年の大河「真田丸」にかこつけた
真田街道の幟が。どうやら真田家ゆかりの地である長野県上田からここ群馬吾妻
地域までを真田街道と名打って一大キャンペーン中のようです(笑
温泉に入らなかったのでまた来てみたいですね。

●沼田城
さぁ沼田城です。北関東の重要な拠点として上杉、北条、武田が争奪を繰り広げた城。
そして真田昌幸に攻略され、武田滅亡後に一度織田の属城となりますが、天正壬午の乱で
再び真田の支配となり、最終的に息子信之の城として沼田藩となります。関ヶ原合戦前に
信之の嫁・小松姫が、義父にあたる昌幸が立ち寄った際に、昌幸が西軍に着いたことから、
頑として城内に立ち入らせなかった、という逸話などでも有名ですね。とにかく真田ファン
なら必ず訪れたいところ。私もその一人(笑



三の丸跡の無料駐車場に。平日朝にもかかわらずほぼ満車!?
あぁ地元車ばかりか。こりゃ観光じゃないな。


城跡規模は予想外に狭く、本丸も公園に。なぜか鳥小屋がたくさんあって、
さながら鳥園のように。その企図は不明。


見所の一つ鐘楼。信之時代に作られた櫓でもあったものの復元。




本丸風景。遺構はほとんど感じられず、単なる公園と化してました。
よって地元の年配の方のウォーキング場に。そんな中で観光気分は皆無。
写真撮影も憚られ(汗。


見所の一つ西櫓台の石垣。崖上に少しだけ積まれています。
(と自分の写真はピンボケだったので、ネットからの拝借写真です(汗))


堀。右に崩れているところに石垣の痕跡有り。

(感想)
う~む、有名な城にも関わらず、あまりの状況で期待外れでした。
他の郭もテニスコートや野球場になってて、もはや城跡スポットとは言い難く。
なのでまったくお薦めできない城跡です(苦笑。

●岩櫃城
そしてついに岩櫃城です!今回の旅はココに来るのが一番の目的でもありました。
真田昌幸の父、幸隆により攻略され、以降真田家の城となっています。この城が
歴史の表舞台に出てくるのは、武田家滅亡に瀕した際に、敗走する勝頼一向を昌幸
が同城に迎え入れようとしたところではないでしょうか。それで存在を知った私は
さらにこの城の写真や、特に断崖絶壁の岩櫃山の写真を見て、その強烈なインパクト
にやられた口です。



登山口にあるトイレ付無料駐車場に駐車し、いざ登城です。
なおこの登山口までは不案内なので、行く方はGoogleマップなどで
十分に道を確認しましょう。迷いますよ。




いきなり急坂を登ることに。おそらく一部竪堀なのでしょう。それにしても
険しくすぐに息上がります(汗。しかし心の中ではスゲェスゲェと連呼状態。


三の丸に該当する中城。まずここに辿り着きます。かなり広大な規模です。


その脇の竪堀と思われる登山道を。険しすぎで登れるか不安になるくらい。



二の丸から本丸も見上げる。横堀、竪堀が組み合わされ、その高低差もスゲェ!


本丸から竪堀を見下ろす。しかしすんごい斜度。



本丸着。東屋に真田丸、真田街道の幟。そりゃこの城は外せませんね。


本丸からさらに奥に道が。案内が無かったですがどうやら岩櫃山への登山道の
ようで。かつても物見の場所だったと思われるほど本丸と高低差があり、急坂
続きで体力も限界に。途中で引き返しました(汗




下山してから潜龍院跡へ。ここは昌幸が勝頼を迎えるために建てた館跡です。
ただ私の目的は写真の岩櫃山の絶壁を見たいため。跡地の入り口にある駐車場
からの写真です。まぁすごい絶壁でさすがの壮観な眺めでした。

(感想)
さすが噂通りの山城でした。写真でなかなか伝わりませんが、その網の目の
ような横堀、竪堀。各郭の規模やその高低差に圧倒され通しでした。山城ファン、
真田ファンなら訪れるべき城ですね!ただ人気の無い山奥ですので、熊よけ鈴
など必須と思います。

●榛名山
最後帰路途中ということで榛名山・湖へ。もちろんダウンヒルはスピードスターズ
のホーム、県道33号を(笑。


↑そうここが秋名ダウンヒルスタート地点。思わず撮影(笑。


ハードスケジュールでしたが念願の城訪問もでき、充実の旅でした。


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